6/28/2016

「帰ってきたヒトラー」

19:00羽田空港発のANA39便で帰阪。

きのうは鷹の祭典 in TOKYOドームを観戦したが、6-9で負けだった。

昨日の昼に映画「帰ってきたヒトラー」を観た。これはヒトラーが現代に甦ってドイツ国内をまわるというSFというかファンタジーなのだが、ところどころ実際のドキュメンタリー映像が挟み込まれている。つまり、ヒトラーに扮した俳優が実際の街に出て市民と対話するシーンがいくつかある。この時の市民の反応が興味深い。市民はまさに本物のヒトラーと対話しているかのように振る舞い、そして多くの市民がヒトラーに今の不満を訴えるのだ。もちろん嫌悪感をあらわにする者も多くいるが、移民への嫌悪感をあらわにし、強力な指導者の出現の待望を口にする者もいる。この映画はもちろん先週のイギリスのEU離脱の前に撮られたものだが、まさに今の状況を予言したものだと思われる。人びとはヒトラーを前にしてさえもまだ排外主義、国粋主義の誘惑には抗えないのだ。それがどのような帰結をもたらすのか知っていても。

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