10/15/2013

「そして父になる」

昼間は関西で仕事。明日も関西で仕事なのでそのまま大阪に宿泊。

夜は大阪ステーションシティシネマで「そして父になる」を観る。

ストーリーは大体わかっているし、なにかあっと驚くような話があるわけではないので淡々と子供を取り違えられた二つの家族の情景を丁寧に描くだけだ。大人の心の動きはわかりやすいが難しいのは子供の方の心だ。その点では福山雅治の本当の子供の琉晴に自分たちをパパ、ママと呼ぶように言う時に延々と「なんで?」を繰り返すのはよかった。子供の「なんで?」の悪い意味での鬱陶しさをよくあらわしていた。

しかし、福山雅治の妻が尾野真知子というのはいいとしてもリリー・フランキーの妻が真木よう子というのはどうかと思う。映画中の対照的な設定という意味でももっと本物のおばちゃんぽい女優にすべきだった。あんなエロい母ちゃんが弁当屋のパート店員というのは無理がある。

あと、リリー・フランキーだけでなくピエール瀧も出ているのでどうしても「凶悪」を連想してしまうのはいかがなものか。たまたま重なっただけだろうがもうちょっとキャスティングをひねるべきだった。

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