最近の映画
5月24日(金)なんばパークスシネマ 「関心領域」
5月27日(月)新宿武蔵野館 「ありふれた教室」
5月31日(金)TOHOシネマズ梅田 「マッドマックス:フュリオサ」
6月1日(土)109シネマズ箕面 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」
9日間で4本映画を観た。
「関心領域」はアウシュビッツ強制収容所所長ルドルフ・フェルディナント・ヘス(副総統のルドルフ・ヘスとは別人)とその妻の日常生活を中心に描いたもの。アウシュビッツのすぐ隣に豪勢な官舎がありヘスの家族はそこでごく普通に穏やかな日常生活を送っていたが常にアウシュビッツのボイラーの重低音が響いており、ほとんどの場面でアウシュビッツから立ち昇る煙やかすかな悲鳴などが不穏さを醸し出している。直接的には一切の暴力的な描写はないがユダヤ人から奪った衣服や宝石、化粧品を当然のように身に着けたり、ユダヤ人の家政婦に「夫に言ってお前の灰をそこら中に撒きちらしてやる」と怒鳴ったり、そこで何が行われているのかは明白に描かれている。「関心領域」というのはSSがアウシュビッツを含む周辺の地域を指して呼んでいたものということだが、このヘスの妻の「関心領域」(すぐ隣で何が行われていようと自分の関心の範囲ではない)という意味も持っている。アメリカ・イギリス・ポーランドの合作映画であるが、ちゃんと全員がドイツ語をしゃべっていたので安心した。
「ありふれた教室」はドイツのギムナジウムでのささいな窃盗事件がさまざまな軋轢を生んで後戻りのできない事態へと進展していく。何か明確な結末や謎解きがあるわけではない。真実は映画の中でも観客にとってもわからないまま映画は終わる。
「マッドマックス:フュリオサ」は前回の「マッドマックス 怒りのデスロード」のフュリオサの前日譚。前日譚なのでフュリオサが危機を潜り抜けるのはわかりきっているので安心して観られるが、それでも様々な困難に直面しその場面はおもしろい。敵役のディメンタスがどこから見てもただのクズ悪人なのでそういう意味では最後のカタルシスはわかりやすい。
「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」は来月函館に行くのでその前に話題になっているこの映画を観ておこうと思っていた。1日は映画の日で安くなるのでここがチャンスということで、新しくできた箕面萱野駅に行くついでで109シネマズ箕面に行って来た。映画は函館の観光映画という感じで旧函館区公会堂、五稜郭、赤レンガ倉庫、ラッキーピエロ、函館山、市電など様々な名所が出てくるが、すでに知っているところばかりなので特に目新しさはなかった。以前にもコナンの映画で函館を舞台にしていたような気がして調べてみたら「名探偵コナン 銀翼の奇術師」で舞台になっていたのでNetflixで観てみた。じっさいは函館に向かう飛行機の中でストーリーは展開して、最後函館空港ではなく室蘭の埠頭に緊急着陸するというトンデモ映画で函館はほとんど関係なかった。
先週の日曜日(5月26日)はステファニーと東京競馬場で第91回日本ダービー(東京優駿)を観戦。今回は指定席が取れなかったので内馬場の炎天下にいたら手足がすっかり日焼けして今手足の皮がボロボロ取れて非常に面倒くさい。
ダービーは取れなかったが、ステファニーが12レースの目黒記念の3連単を的中させて34,220円の払い戻し。ステファニーは人生初の万馬券ということでその後の叙々苑ミッテン府中店の焼き肉をおごってもらった。30,350円。
一昨日映画から帰ってきてから風邪気味で調子が悪い。熱はないが喉がいがらっぽいのと体が怠い。
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