10/04/2007

本日のお買い物
北河・後藤編著 「図説日本の近代化遺産 ふくろうの本」 ¥ 1800
ジャック・デリダ 「マルクスの亡霊たち 」 ¥ 4800

キューバに一年も行っていたのにアホの日垣隆のしょうもない駄文を読んで「正確だと思う」とか。いったい何をしに行ったんだか。そもそもSiCKOを含めマイケル・ムーアはドキュメンタリーを撮っているわけじゃない(「ボーリング・フォー・コロンバイン」のときから前後を入れ替えたり、わざと不都合な部分はカットしているということは指摘されていた)。どの映画評でもSiCKOでアポなし突撃取材が行われたなどと信じているやつはいない。むしろ、ムーアも大家になっておとなしくなってしまったという評価などが目に付く。つまり日垣が言ってることなど誰でもわかることで大したことは言っていない。キューバを持ち上げているのではなく、アメリカの医療制度の問題点を指摘しているのだからキューバの医療制度について「演出」があったとしてもだからどうということもない。キューバの医療制度の描写はそれほど時間的に多いわけではない。カナダやイギリス、フランスについても同じように批判できないのだったら、ムーアの目論見はそれで成功したと言えるだろう。

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