4/19/2013
ハーゲンダッツ
ハーゲンダッツの店舗が日本からなくなるという。
これを扱ったネットの話題で興味深かったのは、「ハーゲンダッツに店舗なんかあったのか」という声が結構多かったことだ。おそらく若い人にとってはハーゲンダッツとはコンビニで買う高級アイスクリームであり、個別の店で食べたり買ったりするものという意識はほとんどないようだ。
調べてみると、ハーゲンダッツが日本に上陸したのは1984年で青山店が第1号らしい。つまりバブル前夜。その翌年には関西地区に店舗がオープンしている。その頃はホブソンズなども有名だった。私が大学に入ったのが1986年でその頃にはホワイティ梅田にハーゲンダッツの店舗があり長い行列ができていたのを覚えている。もちろんその頃の流行りだったので私も並んだことがある。その後バブル真っ盛りの1990年頃には、戎橋の北側のビル(キリンプラザ大阪の向かい)の1階にド派手な店舗がオープンし、なんばで飲んだ後に寄ってハーゲンダッツのアイスを食べながら御堂筋を歩いて帰ったことも多かった。バブル後、それらの店舗もいつの間にかなくなり、ハーゲンダッツといえばコンビニで買うものになって久しい。
サーティーワンやホブソンズはいまだにあちこちに店舗があり、それなりに営業しているようだが、あのバブルのころのような感じとはちょっと違っている。今やショッピングモールの風景に溶け込んでいていわゆるプレミアム感というものはなくなってしまった。
ショッピングモールの単なる一店舗ではなく、独立したアイスクリーム専門店というものが存在し、それに長い行列ができるというのもある種バブル期独特の風景だったのだろう。
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