3/06/2021

「娑婆は我慢の連続ですよ。我慢の割にたいしておもしろいこともなか。やけど、空が広いち言いますからね」

 10:25発のANA3155便で福岡へ。

江坂からだと新大阪の方が近いし値段的にも新幹線を使った方が安かったのだが、江坂から空港への経路を知っておくということからあえて飛行機を選択した。

きょうは大阪はそれほど寒くなかったのだが福岡は風が強くかなり寒い。

福岡PayPayドームで福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースオープン戦観戦。1-3で負け。とにかく打てない。

野球の後はT・ジョイ博多で「ガメラ2 レギオン襲来」を観る。ドルビーシネマなのでかなりの迫力だった。

今週は水曜日の夜は「ヤクザと家族 The Family」、昨日の夜は「すばらしき世界」を観た。これまでは夜の上映がなくなっていたのと土日は引っ越しなどで映画を観に行く時間がなかったがやっと映画が観られるようになった。

「ヤクザと家族 The Family」と「すばらしき世界」はどちらもヤクザが主人公で似ているようでかなり違う映画だった。「ヤクザと家族 The Family」はヤクザになって収監され出所して、結局ヤクザがやめられなかった男の話。「すばらしき世界」はなんとか堅気になろうとする男を周囲の人間が助ける話。だが、結局どちらの話も男は最後に死んでしまう。もちろん死ぬ原因はまったく違うものだが、ハッピーエンドにはならないという意味では同型であると言える。

「ヤクザと家族 The Family」は綾野剛が主演で、同じ綾野剛主演の「そこのみにて光輝く」を思い出した。「そこのみにて光輝く」では綾野剛もさることながら菅田将暉がひじょうにいい演技だったのだが、これと同じように「ヤクザと家族 The Family」では磯村勇人が良かった。映画の中での位置づけはどちらも綾野剛を慕っているという年下の役柄で、ただのいい人ではなく癖のある人物なのだがほんとうに自然で魅力的な人物として演じている。

「すばらしき世界」は主な舞台は葛飾区あたりの東京なのだが、始まりは旭川刑務所で、福岡にも行ったりするのでその意味ではかなり親近感があった。

「娑婆は我慢の連続ですよ。我慢の割にたいしておもしろいこともなか。やけど、空が広いち言いますからね」

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